体の健康が発達障害の人にとって重要な理由
発達障害(ASDやADHDなど)を持つ方々にとって、身体の健康を維持することは特に重要です。なぜなら、日常的にストレスが多い中、健やかな体は心の安定を支える土台になるからです。そのために何よりも優先して睡眠時間を確保し、その次に食事や運動といった心身ともにいい習慣をつくりましょう。
健康を優先するメリット
1.ストレスに対する対応力の向上
健康な体は、ストレスへの適応力を高める助けになります。適切な栄養や運動は、身体がストレス要因に対してより効果的に反応できるようにします。例えば好きな音楽を聴く、運動する、栄養をしっかり取る等のストレスから心身を守る行動ができます。
2.日常生活の質向上
十分な睡眠や運動は、集中力やエネルギーを高めるだけでなく、不安や感情の浮き沈みを減らす効果があります。
3.ストレスの軽減
身体が健やかであれば、ストレス管理もより容易になります。例えば、規則的な運動はリラックスホルモンであるセロトニンの分泌を促進します。また自身の体の不健康のサインに気が付きやすくなります。
私の場合、体重で体調管理を計測しています。ストレスを感じるとすぐに食べられなくなるため、体重の減少がストレス量に比例することがわかっています。そのため、体重が48kgを下回ると心身の休息をする。(休日にしっかり寝て、食べて、運動する)ここから更に体重が下がって46kgになると、もう自分ではどうしようもないので周りに助けを求める。(近くに住んでいる親族や病院)これでなんとかいままで無事に過ごせています。
健康を維持するための実践的な方法
栄養バランスを考えた食事
難しく考えずに炭水化物、タンパク質、脂質、ビタミン、ミネラルの必要な量をとりましょう。
自分の年齢と性別からだいたい必要な量がわかります。1日の必要栄養量(年齢、男女別)を参考にしてください。
おすすめは味噌汁や鍋です。肉や魚、野菜を切って鍋に入れて煮込むだけ。私は一汁一菜でよいという提案 (新潮文庫) [ 土井 善晴 ]を実践しています。自分のできる範囲でがんばらずに毎日実践するのにちょうどよかったです。
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感覚に配慮した運動
大勢がいるジムよりも、自宅や自然の中でのエクササイズを好む方がいるかもしれません。自分に合った方法を見つけることが大切です。私自身誰もいない(人が少ない)夜にランニングするのが好きですが、運動強度が低いトランポリンがおすすめです。トランポリンなら天気に関係なく、室内ですぐにできるので。
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定期的な健康診断
健康の状態を定期的にチェックすることで、問題を早期に発見し、対処することができます。特に発達障害があるとストレスが積み重なって、体の不調が起きやすいです。そのため健康診断は必ず受けて、少しでも悪い箇所があればすぐに生活習慣から改善しましょう。
まとめ
体の健康をまずは優先して、健康状態を維持しましょう。心の健康は体の健康という土台の上にあります。病は気からと言いますが、その逆もしかり。体の不健康から心の不健康がわかることがあります。
特に私の場合は自身の心の状態を無視して動けてしまうため、体の健康を計測することで心の状態を管理しています。
なにごとも無理せずに、疲れたときは休憩して、回復させてから次に進みましょう。もし個人の力だけではどうしようもないときは、外部の人に頼りましょう。頼る先を確保しておくのも忘れずに。
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